たしかに それは 聖なる道をたどって やって来た
おぞ気をふるう その姿
耳もとで 息づかいが きこえる
我を喰らうのか
だが それは 肉体を喰ったりはしない
ゾロリと我の心を なめた
頭の中に直接 声が響く
おまえの心を 喰らいにきた
背筋が凍る
身動きがとれない 声もだせない
ただただ喰われていく
我が心を見ているしかない
ああ 我が心よ
一片も残さず それは 我が心を 喰ろうた
そしてまた 聖なる道をたどって 消えてゆく
と 真っ白な光がさして
我が心が再生してゆく
ああ 素直で 透明な 心だ
それは 我が我執を 喰ろうて いったのだ
あの姿は 我の心の形であったのか
すんなりと 素直に 我の胸に納まった 心に
ふと 浮かんだ
そうか あれが 聖獣 だったのか
note
小松美羽さんの聖獣の絵を拝見して
つらつらとあふれでたものを
書き連ねてみました。
絵を拝見したといっても
net上からです。
それでも、すごい迫力でした。
まるで、聖獣が憑依したかのような
筆づかいの絵から、どうしても目が
放せずに見入ってしまいました。
いつか、本物を見てみたいなあ。