空松デイリーざれ言帖

気ままに、詩や歌を綴っています。楽しんでくれたら嬉しいです。

2023-3-30-1 #195

 

 人の波 飲み込まれては もまれてる 

         人に迷って 路頭に迷う

 

 note

 1月頃に詠んだ歌です。 

 あまり、出来がよくなかったのですが

 世界観が完結しているので

 修正もできずにいました。

 ただ、なんとなく昔の自分を

 思い出したので、upに踏み切り

 ました。

 田舎と都会の違いみたいな事を

 昔は、随分感じていました。

 田舎は自然の中に街がある感じ

 なのですが、都会はコンクリート

 の上に街がある感じ。

 しかも、都会は人が多い。

 したがって、田舎では自然に

 敏感になるし、都会では人に

 敏感になる。なので、昔の私は

 人との距離感をうまく掴めなかっ

 た記憶があります。

 知らない街を、目的地に向かって

 歩いているだけなのに、途中で

 迷うし目的からずれた行動をとって

 しまう。情報量が多くて、

 処理しきれなかったんですね。

 田舎は、情報が少ないですから。

 大量の情報を処理するのに慣れて

 いない。無視していい情報が

 分からないから、全部受け取って

 しまう。経験値が無いとは

 そういうことなんですね。

 結局、今回の歌のような状況は

 情報を処理するということも

 わからず、経験値も少ない自分

 が引き起こした状況なわけです。

 そんな過去の自分を、

 あの時、内心必死だった自分を

 可愛い奴と思っている自分に

 苦笑する自分もいたりします。