空松デイリーざれ言帖

気ままに、詩や歌を綴っています。楽しんでくれたら嬉しいです。

2023-3-26-6 #177・178

 

 悪くない 問題作も その通り 

      キレイにまとめ そこが問題

 構成が ラブストーリーに なっている 

      そこが反感 ポイントなのか

 

 note

 映画シリ-ズです。

 今回は、世界一キライなあなたに。

 賛否両論ある、映画です。

 車椅子生活をする男性と介護と話相手

 をする女性の話。

 最後に男性は、自死を選ぶ話です。

 車椅子の生活を余儀なくされている人

 にスポットをあてた社会問題系の映画

 であることは、評価されるところ

 だと思います。

 ただ、本人が大富豪であるというのは

 一般の車椅子生活をする方には、

 不評だったのではないでしょうか。

 社会的には、恵まれていますし

 なにより、本人が自死を選んでいます。

 社会的に恵まれず、自死という選択も

 出来ない方もいるはずです。

 また、それでも生きようという方も

 いるはずです。

 自死の理由も身勝手に感じる人も

 いるでしょう。

 ラブストーリー仕立てで、キレイに

 話をまとめたところにも、違和感を

 覚えた人もいるはずです。

 社会問題として、現実に苦闘している

 方にとってみれば当然といえば

 当然です。

 それでも、一つの可能性としての

 寓話としては優秀な感じはします。

 私個人としては、社会的に批判はされる

 映画だろうな、という感触はあるけれど

 キライな映画ではないです。

 一括りには出来ませんが、車椅子の方

 にしろ寝たきりの方にしろ

 命の尊厳を社会にまかせるのか宗教に

 まかせるのか、はたまたこの映画のように

 自分の意思で決めるのか

 答えのない問題に、一つのケ-スを

 提示した映画でした。

 純粋に映画としては、面白いと思います。